珍奇植物の発芽率は用土で変わる?種まきに適した土を比較検証

珍奇植物の発芽率は用土によって変わるのだろうか?

パキポディウム、ドルステニア、アデニウム、ユーフォルビア、コノフィツム、チレコドン、アストロフィツムなどのサボテンなどなど…今年はたくさんの多肉植物・塊根植物などの珍奇植物をいろいろな用土で実生で育てていたので、用土によって発芽率が変わるのか集計をとってみることにしました。

使っていた用土

ブログだといつものブレンド土を使っておりましたが、実は裏でいろいろ試しておりました。
まずはいつものピートモスや赤玉土が主体のブレンド土

次に赤玉土の細粒

さらに鹿沼土と赤玉土を混ぜたもの

あとは他に軽石のみや桐生砂のみ等もやっておりましたがちょっと画像がございませんでした。(データはあるので集計します)

移動の際に隣のポットの土が入ってしまったりしているので画像内の土に違う用土が入ってしまっていることがございますが、土中の用土は上記の通りなのでご勘弁ください。

発芽率の比較

ある一定の種のみで比較すると種ごとの特性の違いやロット内の種の状態のバラツキによる発芽率の違いが出てしまうので、種類と期間混ぜこぜで本日までの各々のデータのトータルで比較しようと思います。

・比較

  • ブレンド土 発芽率:75%
  • 赤玉土 細粒 発芽率:76%
  • 鹿沼土+赤玉土 発芽率:73%
  • 桐生砂のみ 発芽率:71%
  • 軽石のみ 発芽率:68%

比較してみたところあまり発芽率に違いは生まれませんでした。
トータルで出しているのと植物という人の手でコントロールできないもののデータ比較なので、5%程度の差は誤差でそれ以上離れたら差はあるのかなという感じです。

唯一腰水をしても表面が乾きやすくて細かく面倒を見ないといけない軽石は68%と一番発芽率が高い赤玉土と8%差がついてるのでそこは発芽率に差があるのかなと思われます。

結論:用土で発芽率の差はあまり出ない

比較してみたところ腰水からしっかり水を引き上げられるてある程度保湿力のある用土であればあまり発芽率は変わらないという結果でした。

恐らくですが桐生砂で71%もあるので、細かめの粒子が混ざる砂利っぽい用土でも問題はないのかなと思われます。
(砂利の特性上、粒が水を吸わないので細かい粒子の砂が混じってないと水を表面まで引き上げてくれない可能性があるのであんまりオススメはしません)

用土は発芽率以外何に違いが出るのか?

結論として用土の種類で発芽率はあまり変わらないという形になりまして
それでは用土の違いで一体何に違いが出るのかというところなのですが、用土ごとの粒子の形状・特性によって根張りの良さに違いが出ると感じております。

粒子が大きい用土だと根が深くまで入り込みやすい。細かい粒子の用土だと根が入り込みにくいけどしっかり根張りしてくれる。
などなど…

実際今回も粒子の大きい桐生砂や軽石は深くまで根が入るので、パキポディウム・ルテンベルギアナムなどのノッポな種類は倒れにくく、細かい細粒の赤玉だと倒れやすかったです。
逆に根が短くて背の低いパキポディウム・マカイエンセなどはしっかり根張りして土が固まる細粒の方が水やり時に転がったりしませんでした。

そんな感じで発芽後の根の入り込みやすさや根張りの良さに用土の粒子形状や柔らかさに違いは関係してくるかと何種類か実生を行ってきた個人的な感想としては思います。
もちろんph値の違いや水はけのよさなど発芽後に関係してくる要素はいくつもあるのですが、「発芽」というタイミングにおいて最も重要なのは植物の特性に合った用土の形状・特性が関係してくるかと思います。

ギラウミニアナの実生。ノッポなので粒子が細かすぎて根が深く入らないと倒れる
パキポディウム・ウィンゾリーの実生。パキポディウムは根が短いので粒子の大きいものと細かいものを混ぜてバランスを取ってあげている

まとめ

比較いたしまして、発芽率は用土ごとであまり変わらないが用土ごとの形状・特性によって根張りの良さは変わるという結果でした。

個人的には表面が乾いてしまうような特性の用土以外、
何を使っても発芽率自体に影響はないので、発芽後のことを考えて粒子の大きい物・細かいものを混ぜて植物に特性に合わせた用土にしてあげるのが良いかなと思います。

もし珍奇植物の実生を行う際に参考になれば幸いです。

それではまた!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です