【Pachypodium】 パキポディウムの実生についての振り返り

皆様こんにちは!
ビザプラ研究室のオテロイです!

これまで珍奇植物についてのブログをまとめてきたのですが
数年間やっていると「こうした方が良いな」とか「良くないと思っていたやり方も実際やってみると悪くなかったな」ということが出て来ます。

なのでこれまでやっていた方法の要点をに対して、今はどうしているのかをまとめたいと思います。
全部に対して書き込むと見づらくなってしまうので、
今回はパキポディウムの実生に対して振り返っていこうと思います!

本ブログは実際栽培して検証していることのみ記載しておりますので、
インターネットで出てくる「これ本当かな?」という栽培方法と照らし合わせたりする時の参考になれば幸いです!

種の浸水

これまで種を水に浸して水を浸み込ませるときにはメネデールを希釈した水を使用していたのですが、
それだけだと種を蒔いた後カビが発生してしまうことが多く、発芽に失敗してしまうことが多かったので、今は総合殺菌剤のダコニールを希釈して使用しています。

これまで消毒剤・殺菌剤を使用すると薬害で芽が出ずらくなってしまうのでは?と思っていたのですが
実際やってみると別にそんなことはなく、むしろ明確に種が発芽するまでの間にカビて腐らなくったので発芽率が上がりました。
(グラキリスは大体約50%だったものが約70%になった)

メネデールも効果があるのか比較したのですが、正直あまり差がなかったので今後は使用しないかと思います。
(すみません過去記事も修正しておきます!)

ダコニールの希釈は何倍くらいかというところなのですが、
正直1000倍とか言われてもピンとこない方が多いかと思いますので
ざっくりで申しますとダコニール一滴に対して大きめのコップ一杯分です。
色味で言うと上の画像のように少し透明感のある白という感じです。
上記希釈で丸1日ほど浸けこんで実生をやっておりますが、今のところ薬害のような反応は見受けられません。

種まき方法

種まき方法は今のところ変化なく、用土の上にポン置きするだけのやり方で行っています!

上から土をかける覆土をしてみたこともあったのですが、
いつ発芽したのかがわからないし、特に発芽率が良くなるということもなかったのでポン置きを貫いています。

ラップした方が良いのかどうか

ぶっちゃけこれまで言って来たほど悪くないのか?と思い始めています。

というのも殺菌剤を希釈した水に浸けたことで保湿によるカビのリスクを大幅に減らせたからです。
ただ正直、腰水の状態で水を切らさないようにすれば別にラップをしなくても発芽はするし、
ラップしたとて他の植物のように発芽率が良くなったか?と言われると別にそんなこともないのでパキポディウムに関してはいらないのかな?と考えています。

用土はどうなのか

用土は変わらずビザプラ研究室の土を使っています。

パキポディウムなどの乾燥系夏型植物に関しては赤玉土と鹿沼土を混ぜたものでも全然できちゃうのですが、
ビザプラの土がサボテンも他の植物も根張りが良くて使いまわせちゃうのでそのまま使ってます。

適正温度は?

種まきの適正温度は大体変わりなく20~30℃くらいかと考えてはおりますが、結構種類によるなと最近感じています。

大体の感覚で言うと、マカイエンセや恵比寿笑い(ブレビカウレ)などの丈夫な種類は20℃~

グラキリスなど人気種だけどそこまで丈夫でもない種類は25℃~
ウィンゾリーやバロニーも25℃~

アンボンゲンセなどの難関種は25~30℃?

というような感じで育てる難易度によって結構幅がある気はします。
ただ25~30℃くらいの温度で種まきすればほぼ間違いない適正温度なので、
その年の気温にはよりますが大体5~7月に蒔くのが現状答えかと思います。

外に出すタイミングは?

これも変わらず本葉が出た後外に出しております。

双葉のタイミングでも別に行けるのでは?と思って昨年外に出したことあったのですが、
普通に6月の直射日光で弱ってそのまま持ちこたえられなかった苗もいたので、本葉が出てそこそこ育つまでは外に出すべきではないと現状結論付けております。

上記の改善や通常のやり方が通用しない種はいるのか?

大まかな流れや使うものについては特に種類ごとに違いはないのですが

バロニーとウィンゾリーは種が固いので
水に浸けこむ時間を通常だと半日~1日のところ、1日~1日半くらいとちょっと長めにした方が発芽率が良くなったので調整しています。
この時間の調整はダコニール希釈水にしても問題ありませんでした。

あとアンボンゲンセに関しては今のところ正解がわかりません。
過去に発芽までは出来たのですが、10粒に1個と発芽率が壊滅的で
これでは成功とはいえないだろうということで今はいろいろ模索中です。
鮮度以外の要因を考えるとするとたぶん温度を相当上げないといけないのでは…?と思っています。

まとめ

ということで今現在のパキポディウム実生の栽培方法の変化のまとめでした!

改めて振り返ってみると結構見直した点がありました。
なんやかんやでいろいろ試行錯誤してきたんだなぁと感慨深いです。

お読みいただいた方の栽培環境にもよりますが、自分の環境ですと今のところ上手くいっているので参考になれば幸いです!
最後に上記のやり方で成功した参考例として、ビザプラ研究室で実生が成功した種を記載しておきます。

※パキポディウムは省略
・グラキリス
・ロスラーツム
・ブレビカウレ
・ブレビカリックス
・デンシフローラム
・エブレネウム
・ホロンベンセ
・イノピナツム
・カクチぺス
・マカイエンセ
・ウィンゾリー
・バロニー
・ラメリー
・ルテンベルギアナム
・フィヘレネンセ
・デカリー
・エニグマチカム
・ゲアイ
・ビスピノーサム
・ナマクアナム
・サンデルシー

まだまだ実生をやれていない種類もいるのでコンプリート出来るように引き続き検証・改善していきます。

それではまた!

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