1から作る!ムジナモ用ビオトープ~ベースの水作り編~
皆様こんにちは!ビザプラ研究室のオテロイです!
本ブログではムジナモという水生食虫植物を小さなプラケースで育てているのですが、
手狭になってきたので新しく専用のビオトープを作ることにしました!
- 材料紹介
- ビオトープの骨格つくり
- 水つくり
材料紹介
ということで今回用意したのは
- プラ鉢(外径42cm×高さ20cm 約16L)
- 赤玉土(中粒)
- 鉢底ネット
- クロレラ水
- ミジンコの卵(神畑養魚株式会社)
上記の材料を使用していきます。
今回は1からムジナモに合わせた環境を整えていこうと思いますので
水つくり
↓
餌となる微生物の繁殖
↓
ムジナモ投入・水辺植物の植え込み
↓
分解者の貝やエビ投入
↓
増えすぎた微生物の捕食と堆肥を生み出す魚の投入
という流れでゆっくりと生態系を作っていきます!
ビオトープの骨格つくり
まずビオトープの基本骨格をプラ鉢と鉢底ネットで作っていきます!
ムジナモは水辺植物が生息している環境を好んでいるので、植物を植える為に真ん中に島を作りたいと思います。
また、土の成分が水中内に溶け出していた方が環境が整いやすく、浮島にすると水中に入る日光を遮ってしまうので鉢底ネットを使って水の通りがいい円柱状の島を作ります。
鉢底ネットで大体の島の大きさを形作ったら赤玉土を入れて島にしていきます。
土を入れれば固定されるのでシリコンいらずです。
水を作って微生物を増やしたら植物を島に植えるので、満杯には土を入れないようにします。
ここまででビオトープの骨格図繰りは完了です!
水つくり
さて、ビオトープの骨格つくりをいたしましてようやく水つくりです。
通常のビオトープですと水を入れてカルキ抜きを入れるか一日放置でもう完了なのですが、
今回はムジナモが食虫植物っぽく微生物を捕食できる環境を整えるため、少しこだわって水つくりをしてみます。
目指す水としては
- ムジナモが好む弱酸性の水質
- ムジナモの餌になる微生物が生活サイクルを作れる環境
- 分解者のエビや捕食者の魚が問題なく過ごせる生態系サイクルの整った水
ということで水つくりスタート!!まず水を投入しまして外に放置してカルキを抜いていきます。
水を入れて土煙が収まるまで半日ほど放置します。
落ち着いたらバクテリアの住処兼水質改善用のマジックリーフを投入していきます。
水道水は塩素で約ph7~8程度アルカリ性寄りに調整されているのでマジックリーフやクヌギの枯葉などに含まれるフルボ酸やフミン酸により弱酸性寄りにしていきます。
また、枯葉や枯れ枝などを入れておくとphの調整だけでなく、水を綺麗にする硝化菌などのバクテリアの住処となるので積極的に入れます。
マジックリーフを入れたらあとは1週間ほど放置して水が作られていくのを待ちます。
水が作られて水質が安定してきたら植物性プランクトンのクロレラを投入し、その後動物性の微生物であるミジンコを投入していきます。
すさまじく気長なビオトープ作りですが、珍しい植物や生き物の場合最初にどれだけ環境を整えてあげられるかが大事になっていくのでのんびりムジナモにあった環境を作っていこうと思います。
それではまた次回の微生物編でお会いしましょう!
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