【Dorstenia】 ドルステニアとはいったい何者なのか?

皆様こんにちは!ビザプラ研究室のオテロイです!

私はパキポディウムなどと並んで
ドルステニアという塊根植物が大好きなのですが、いかんせんドルステニアのことを話題に出すと「なにそれ?」と言われてしまうことが多いので、
今回はドルステニアを知ってもらうためにドルステニアがどんな植物なのが紹介する記事を書くことにいたしました!

ドルステニアはどんな植物?

ドルステニアはバラ目クワ科ドルステニア属に属する植物で、パキポディウムやアデニウムと同じように太い幹(塊根部)を持つ塊根植物です。

ドルステニア フォエチダのスケッチ

学名のDorsteniaはドイツの植物学者であるTheodor Dorstenが元となっています。
樹皮は緑色~白っぽい色だったり茶褐色っぽい色だったりと種類によってさまざまで、緑~白っぽいものは大きくなるほど白い樹皮になります。

ドルステニア フォエチダの画像

落葉樹であり、成長するごとに葉が落ちた痕が樹皮に残ってドルステニア特有の独特な模様が出来ていきます。
また、花は種類によってヒトデのようなポンデリングのような不思議な形の花が咲きます。

ドルステニアには塊根部が大きくなるタイプと葉が大きく展開するタイプがおり、その2タイプに加えて種類ごとに見た目が違います。
個人的にはユーフォルビアくらい種によって見た目が違うものもいるので、集めるのがとても面白いです!

どこに自生しているのか?

世界中の熱帯~亜熱帯に広く分布しており、現在120~170種ほどが発見されています。(学名がついていないものもあるので実際はもっと多い)
特にアラビア半島やアフリカ東部で多く発見されており、ギガスなどの固有種もその地域に分布しています。

ソコトラ島の固有種 ドルステニア ギガス

乾季と雨期のある地域に生えていることが多く、雨期でも水はけの良い砂利の混じった土壌に自生しているようです。

どんな生態?

雨期にたっぷり水を吸って成長し、乾季には蓄えた水分を使って耐えるという塊根植物らしいサイクルを繰り返して成長しています。

繁殖の際には雄花と雌花が必要となり、自然では虫などの力を借りて受粉して種を作ります。

ドルステニアの雌花。雄花は真ん中がへこんでいる

より広い範囲に繁茂するために、種が成熟すると花からとんでもない勢いで種が発射されます。
種を取る際には花に袋を被せてどこかに行かないように注意して下さい!
↓種の取り方はこちら↓

育て方

基本的には塊根植物なので水やりの量・頻度を変えてあげる必要があります。
5~10月くらいまでは土が乾いたら水たっぷり、11~2月くらいは水を控えて3~4月くらいで徐々に水の量と頻度を増やしてあげましょう!
水が好きなのでパキポディウムやアデニウムよりも気持ち水多めくらいが調子いいです!

また、寒いのが苦手&日本の真夏の直射日光だと焼けてしまうという、ちょっとデリケートな植物なので、
基本的には室内で植物用のライトに当てて管理するのをオススメします。
(徐々に日光に慣らしていけば日光下でも行けないことはないですが遮光した方が無難です)
大体15℃以下くらいからちょっと怪しいので、もし外で育てる場合は15℃以下の気温になる前に取り込みましょう!

用土はこちらの記事で紹介している万能用土でいけます!お好みでくん炭や桐生砂など入れて調節してください。

実生栽培

実生をする場合、種を丸1日水に浸けてから種を用土に蒔き、上から1~2mmくらいうっすらと覆い土をします。
(腰水で管理してください)

気温は25~30℃くらいの時が一番発芽率が良いのでオススメです。
問題がなければ大体1~2週間ほどで発芽してきます。

ポイントなのですが、発芽してくるとギガスなどの一部の種は上にヒョロ~っと伸びてきますので、ちょっと伸びてきたら土で埋めてあげないと倒れます。
なので途中で埋める前提で最初にポットに用土を詰める際は7割くらいにとどめておくのをオススメします!

こんな感じでひょろっと伸びるギガス

挿し木について

一部の大型のドルステニアは挿し木でも増やせます!
ただ太らせるのはかなりの時間と水分量が必要なので、結構時間が掛かります。

↓挿し木に挑戦したときの記事はこちら↓

まとめ

ということで今回はドルステニアがどのような植物なのかについてまとめてみました!

パキポディウムやアデニウムやユーフォルビアも良いですが、
ドルステニアも種類数が豊富で、愛着の湧く独特な姿で育てるのも楽しいです!

この記事を読んでドルステニアに興味を持っていただけたら嬉しいです!

それではまた!

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