【Pachypodium saundersii】 パキポディウム サンデルシー (白馬城)の実生栽培について
皆様こんにちは!ビザプラ研究室のオテロイです!
今回はいつも利用しているシードストックさんのキャンペーンで、パキポディウム サンデルシーの発芽難の種子をもらえたので実生に挑戦していきたいと思います!
サンデルシー(白馬城)とは
実生のまとめに移る前にサンデルシーがどのようなパキポディウムなのか紹介したいと思います!
サンデルシーは南アフリカ北東部のエスワティニ(スワジランド)・ジンバブエ南部一帯に自生しています。
日当たりの良い岩場や乾燥した森林地帯など、厳しい環境に自生しています。
細く伸びた枝から生えるトゲや白い樹皮・白い花を咲かせることが特徴的で、日本国内では「白馬城」の園芸名で流通しています。
ただ昭和30年代~40年代に輸入されたころには「白帝城」や「白亜城」の名前で流通していたようです。
寒さにもある程度強く、初心者にもオススメなパキポディウムのようです!
種の下処理と種まき

さて本題の実生栽培についてなのですが、今回は発芽難の種子を使用するということで浸水させる時間をいつもよりも長めに1日+半日メネデール希釈液に浸けこみました!
(本来なら半日~1日くらい)
用土は赤玉土+ピートモス+桐生砂。
南アフリカの土壌はph5くらいの弱酸性の土なので、酸性の土であわせています!
種と用土の準備が出来たら種を土の上に覆土はせずポン置きして種蒔きしていきます。
カビ防止でラップはかけずに腰水で植物用ライトに当てて発芽を待ちます。
(毎日2回霧吹きしてます!)
発芽まで
そんなこんなで種を蒔いて1週間ほど待ってみたのですが1個も発芽せず、さらに1週間待ってみても発芽せずだったので、発芽難だし今回は厳しいか…?と思っていたのですが、3週間後にようやくポツポツと発芽が始まりました!

3週間もかかったのが発芽難のせいなのか、元々サンデルシーがそういう種類なのか、鮮度的な別の原因なのかはわかりませんが、結構時間のかかる実生栽培でした…
もしこれからサンデルシーの実生をされる方がいらっしゃいて、発芽しないな~と思っても辛抱強く待ったら発芽する可能性があるのでご注意ください!
(カビたり腐ってたら諦めましょう!)
まとめ
今回は発芽難の種を50粒ほど蒔いて5個発芽してくれました!

発芽率10%となかなか渋い結果でしたが、キャンペーンで無料でもらえた種なので発芽してくれただけ良かったです!
発芽した苗は本葉が出たら外に出してガンガン育ってもらい、秋冬に備えさせます。
今回時間がかかった間に他のパキポディウムや植物の実生を片手間でできたので、逆に結果オーライになったかなと思います!
次回以降は今回生まれた時間で実生に挑んだ植物の記事を書けたらなと思います!
それではまた!