【Pachypodium rutenbergianum】 パキポディウム ルテンベルギアナムの実生栽培について

皆様こんにちは!ビザプラ研究室のオテロイです!

今回はパキポディウム ルテンベルギアナムの実生栽培に挑戦しましたので、発芽までの栽培の記録をまとめていきます!

ルテンベルギアナムとは

実生栽培のまとめに移る前にルテンベルギアナムがどのようなパキポディウムなのか紹介いたします!

ルテンベルギアナムはマダガスカルの西側の岩場や海岸沿い、サバンナ地帯などに広く分布している種です。
その最大の特徴は最大9mにもなる樹高でパキポディウムの中では最大級の大きさを誇ります。

種小名は植物ハンターのディートリヒ・クリスチャン・ルーテンバーグへの献名として名づけられたことが由来とされています。

ルテンベルギアナムの変種(亜種?)としてメリディオナレとソフィレンセというものがあり、ルテンベルギアナムの花が白色のところ、メリディオナレは花の端がピンク色がかっています。

ソフィレンセは花の色はルテンベルギアナムとほぼ同じなものの、ちぢれのないふんわりとした花びらをしています。

種の下処理と種まき

ルテンベルギアナムの種は最大種なだけあって他のパキポディウムより大きく、水が沁み込みづらそうだったのでいつもより長めに丸2日間メネデール希釈液に浸けこみました!

種の皮が分厚そうだったので薄く剥いてみようかなと思ったのですが、1枚剥いたらその下が胚っぽかったのでそのまま浸けこみました

たぶんノッポに育つであろうことを考えて、倒れないように用土は根が入り込みやすい粒子の大きい下記の配合で行きます!
赤玉土1+鹿沼土1+桐生砂1

種はいつも通り用土の上に覆土をせずにポン置きして毎日霧吹きし、腰水で管理します。
ただ、種まきした翌日に種の表面が乾燥してそうだったので保湿として今回はアクリルのパンチングボードを被せました。

発芽

種まきから約1週間後、種から芽が出てきました!

種が大きい分、発芽してくるのに結構時間がかかるかな~と思っていたのですが意外とすぐ発芽しました!

隣でグラキリスの実生をやっていたのですが、ルテンベルギアナムと比べるとこの通り。最大種だけあって発芽の段階から他のパキポディウムよりもすでに大きいです!

その後1週間ほど様子を見ていましたがグングン育っていきます。
成長が他に比べて圧倒的に早い…将来が楽しみですね…!

まとめ

ということでルテンベルギアナムの実生栽培でした!

最大種ということでもしかしたら実生が難しい種なのかな~と思っていたら意外とそんなことはなく、しかも成長が早いのでむしろ初心者向けとまで言えるかもしれません!

ただ以前はラメリーと同種とみなされていたようなので、そこそこの大きさになるまで所謂パキポディウムっぽくない見た目になりそうなので、ビジュアル的にはあまり好まれなさそうだなという気がしてます…

とりあえず今生えてきてくれた苗は大きく育つように来年植え替えをして立派な姿にできるように頑張ります。

大きく育ったら同じ鉢に何本か植えて森林みたいな盆栽にしたいですね~!

ということで今回はここまで
それではまた!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です