サボテンではない?サボテンによく似た植物の見分け方!

皆さんこんにちは、ビザプラ研究室のオテロイです。
今回はサボテンによく似ているけどサボテンではない植物の見分け方を紹介していきます!

そもそもサボテンってなんだ

サボテンによく似た植物を紹介する前にそもそもサボテンという植物がどういった植物なのか紹介していきます。
サボテン自体本当に様々な形・特徴があり、見た目でこれです!ということを説明するのは難しいので、ビザプラ研究室では分類学上サボテンと定義されている植物をサボテンとしていきます!

分類学上でサボテンに属する植物はどれになるかというと
界:植物界
門:被子植物門
網:双子葉植物網
目:ナデシコ目
科:サボテン科

この分類に分けられる植物は全てサボテンという植物のカテゴリーとなります。
このサボテン科という下にアストロフィツム属などのいろいろなサボテンの種類が置かれます。
(正確には科と属の間にウチワサボテン亜科やハシラサボテン亜科などの亜科と連があるようです)

サボテンに似た植物

サボテンに似た植物の唯一にして代表格としてユーフォルビアという植物があります。
サボテンのような丸さのあるボディ、サボテンのようなトゲ…
知らない人が見たらまず間違いなくサボテンと言うくらいそっくりです。
そんなユーフォルビアはざっくりいうと
界:植物界
階無し:被子植物

階無し:真正双子葉類
目:キントラノオ目
科:トウダイクサ科

属:トウダイグサ属
というトウダイグサ科とかトウダイグサ属に分類される植物が俗にユーフォルビアと呼ばれる植物になります。
なんと分類上全く別物の植物がサボテンそっくりな姿になっているのです。
このユーフォルビアなのですが、まぁ~多様でして形も生態も全く違うものが世界に2000種類くらい存在しています。
そしてその中の一部が収斂進化によってサボテンそっくりな見た目になっております。
代表種:ユーフォルビア・オベサ
    ユーフォルビア・ホリダ
    ユーフォルビア・ペンタゴナ等

サボテンとユーフォルビアの見分け方

上記でサボテンとユーフォルビアの分類上での違いについて解説してきましたが、
やはり見た目でパッと見分けられるようにしたい!と思いますよね?
サボテンとユーフォルビアの見た目の違いとして一番わかりやすいのが「棘座」の有無です。
下の画像をみていただくとわかりやすいのですが、サボテンには棘座と呼ばれるトゲの剤座のようなものがあり、ユーフォルビアには棘座が存在しません。
サボテンはこの棘座が植物でいう枝にあたる部分でトゲが葉が進化したものだと考えられています。
それに対しユーフォルビアはそのまま本体からニョキっとトゲが生えているのでトゲ自体が枝のような器官なのだと思われます。

サボテン。トゲの根本の白いのが棘座。
ユーフォルビアの1種、紅彩閣。棘座がなくトゲが本体からそのまま伸びている。

まとめ

ということで今回はサボテンに似た植物であるユーフォルビアのご紹介と見分け方でした!
ユーフォルビアはここでは説明しきれないほど多様で膨大な種類が存在するので、いつか専門の記事を作ろうと思います。

それではまた、ビザプラ研究室を今後ともよろしくお願いいたします。

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